2022/03/24
結婚すればほとんどの人が左手の薬指に結婚指輪をはめます。古来より指輪とは装飾品の1つで魔除け・厄除けなどの意味合いがあったため、数ある装飾品の中でも特別な存在とされてきました。そして結婚指輪の交換を始めに行ったのはローマ教皇ニコラウスⅠ世と言われています。それから新郎には鉄の指輪を、新婦には金の指輪を交換するという風習がヨーロッパ各地に伝わり、結婚する上で指輪というものがかかせない存在となりました。
心臓と左手薬指に流れる血管がつながっていることから、その大切な左手薬指に指輪をはめることで2人の愛の大切さを表しています。今日の日本でも指輪交換の風習がありますが、それが一般的になったのは戦後だと言われており、意外にも歴史は浅いのです。日本は昔から結婚式と言えば和装をした神前式が主流でした。しかし戦後になると西洋の文化が広まり、結婚式のスタイルも和装だけではなくドレスなどの洋装もできるようになり、今となってはウェディングドレスを着た洋風の結婚式が主流となっています。
昔に比べ、今は結婚式を挙げないというカップルが増えています。一部のデータでは約50%のカップルが式を挙げていないという結果が出ました。それにも関わらず、結婚指輪を購入するという人は約90%以上というデータも出ています。つまり式は挙げなくても、結婚した証となる結婚指輪の重要性を無意識にも理解していることから出た結果とも言えるのです。